豊中市ラグビ―ユニオン加盟の豊中ラグビースクールの校長がこの4月から交代されました。新校長からユニオンとその加盟団体宛に、就任にあたっての「挨拶状」が届けられました。以下に、そのあいさつ文を掲載し加盟団体皆様へのご案内とさせていただきます。
豊中市ラグビ―ユニオン 事務局
豊中ラグビースクール校長就任にあたって(ご挨拶)
豊中ラグビーユニオン及びその加盟団体の皆さん。ますますご清祥こととお喜び申し上げるととも日頃のご活躍に敬意を表します。私、この度中村夫左央校長に代わり、豊中ラグビ-スク-ルの校長を務めます「村上良」です。
創設45年を迎える伝統のあるスク-ルの校長に身の引き締まる思いです。
よろしくお願いいたします。
さてラグビ-というスポ-ツを行う上で、特に大切に考えなくてはいけない5つの言葉があります。それはラグビ-のルールを書いてある「ラグビ-フットボ-ル競技規則」の中にあり、ルールの前にラグビ-選手として心がけなくてはいけない『ラグビ-憲章』というものであり、その中には「品位」「情熱」「結束」「規律」「尊重」の5つが記されています。
まず「品位」。ラグビ-は体と体がぶつかり合うスポ-ツだからこそ、どんな状況でも正々堂々と戦い、誠実に対応することが求められるという意味です。
次に「情熱」。ラグビ-とは激しくぶつかり合い、厳しい練習を乗り越え、仲間と1つの目標に向かって成し遂げようとする瞬間に喜びを感じ情熱が沸き立つスポ-ツです。
3つ目は「結束」。生涯続く友情・絆・チームワ-クの中、違う環境の中で育った選手が勝利を目指しチームとして一丸となっていくこと。
4つ目は「規律」。ある高校の監督は『規律とはルールを守ることではなく、人間力を高めること。人間力には気配り・目配り・心配り・思いやり・ひたむきさなどが含まれる』と言っています。チームの中で一人一人が違う方向を見るのではなく同じ方向を見ることが重要です。
最後は「尊重」。チームメイト・相手チームの選手・レフェリ-等への尊敬の念。相手チームがいるから、レフェリ-がいるから試合が出来る感謝の気持ちです。
以上のことを現在のコロナ禍で例えるなら、コロナウイルスに打ち勝つ「情熱」、その思いで一つになる「結束」、パニックに陥らない「品格」、多様な価値観を理解する「尊重」、これらを遵守する「規律」となります。
このように、豊中ラグビ-スク-ルでは、名選手を育てることではなく、子供たちが巣立った後、大人になってから『5つの大切な言葉』を当たり前のように出来る人になってもらえるよう生徒及び指導員共々取り組んでいく所存です。
本来なら、皆様方に伺候し、久しくご挨拶申し上げるべきところですが、昨今の状況などを勘案し、文章でご挨拶させていただくことをご容赦ください。
引き続き、当スクールの活動への深いご理解とご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。
また、至らぬ点も数多くあろうと思いますので、引き続きのご指導ご鞭撻を宜しくお願いします。
令和4(2022)年5月吉日
豊中市ラグビースクール
校長 村上 良